勉強のことは浪人生が一番知っている

勉強のことについて知り尽くした浪人生たちが綴る秘法集

勉強が嫌いな人へ

僕は勉強が嫌いだ。そう言う人が大半です。とはいえ勉強をなんらかの形で好きな人も見てほしい記事になっています。

 

私も勉強が嫌いです。色々聞くと勉強が嫌いな人は大体以下の三つの内どれかが当てはまるでしょう。

 

 

単純で作業的な学習に耐えられない&集中力が続かない(脳の刺激不足)

 

ハッキリ言って一番まずいです。この人は圧倒的な不利な状態で受験がスタートするでしょう。もし、これを見ているのが高校1、2年生なら(中学でも良いけど)テストで何点取ったかよりも、どれだけ集中できるかが受験のファーストステップです。試験時間が80分や90分の試験の時に途中で集中力が切れたなんて事になったら、最悪です。また、家庭学習においても一時間も集中力が持たない、注意力散漫になってしまう人は本当に勿体ない時間を過ごしていくことになります。受験科目で避けられない英語はほぼ暗記の世界ですし、化学や社会科目もひたすら覚えるまで解いていく作業が中心です。これに本当に耐えられない人はAO入試や推薦入試を考えて見てください。

 

manabi.benesse.ne.jp

学校長の推薦を必要としない場合がほとんど。学業成績に基準を設けないケースが大半。しかし、昨今では、学力試験を課すなど、学力面での基準も設けられるようになった。とはいえ、AO入試では、「その大学で学びたい」という意欲が重視される。

 

 AO入試は意外とメジャーではなく、皆が「なんとなくめんどくさい」で片付けてしまう事項ではありますが、だからこそ穴場なのです。

  • 他の人より秀でた資格を持っている
  • 学校の中でも珍しい体験をしている
  • 自分のある能力に自信があり、既になんらかの形で実行している

そんな人にオススメな受験方法、ノーリスク(受験料は必要だが)でハイリターンな入試方法なので、気になる人は是非、自分の行きたい大学が利用可能かを調べて見てほしい。

 

→そんなこと言うけど、どうせ評定平均が4以上とかなんだろ? 

 そう思う人にも朗報です。評定平均が関係ない私立大学があります。ここでオススメを一つ紹介しましょう。

www.admissions.keio.ac.jp

 

  1. 次の1つ以上に該当する者
    1. 高等学校(特別支援学校の高等部を含む)もしくは中等教育学校を卒業した者、および入学までに卒業見込みの者
    2. 高等専門学校の第3学年を修了した者、および入学までに修了見込みの者
    3. 学校教育法施行規則第150条にある高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、および入学までにこれに該当する見込みの者
  2. 本大学総合政策学部環境情報学部への志望理由や入学後の構想が明確であり、第一志望としていずれかの学部での勉学を希望する者
  3. 本大学総合政策学部環境情報学部の学習・研究環境を積極的に活用し、入学後の目標や構想をより高いレベルで実現するに十分な意欲と能力を有する者
  4. 学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、その成果が次の一つ以上に該当すると自己評価できる者
    1. 学術・文化・芸術・スポーツなどさまざまな分野において、研究、創作発表、コンクール、競技などの活動を通し、社会的に評価を得ている
    2. 外国語能力やコンピュータ技術等の技能において優れており、高度な資格や技術を有している
    3. 社会的な奉仕活動やその他の社会活動を通し、その成果や業績が認められている
    4. 学業が優秀であり、創造的、積極的な学習姿勢を堅持している
    5. 学業、人物ともに優れ、地域社会や高等学校等において指導的な役割を積極的に果たすなど、評価を得ている
    6. 関心や興味を持ったテーマに関して自由研究や自主学習などの自発的な取り組みを開始し、成果をあげている

(注意)
なお、4月入学者選考のためのAO入試Ⅰ期、4月入学者選考のためのAO入試Ⅱ期、9月入学者選考のためのAO入試9月期の各期において、総合政策学部環境情報学部へ併願をすることはできません。また各期において、異なる方式によって同一学部に複数の出願をすることもできません。

 

そうです、あなたの目に狂いはありません。慶應大学です。しかも浪人生は四月入学と九月入学で二回受ける事ができます。この学部は日本で初めてAO入試を導入した学部で、文字通り『勉強ができるかではなく個人の力を見る試験』です。早稲田大学や慶応のいわゆる三田会の方の学部は評定平均がX以上などを要求されますが、ここはそう言うものがありません。とはいえ、この学部は特殊で、普通に就職を考える人より、起業して見たい‼︎とか、自分のアイデアを自分で形にして自分で発表できる人間を求めています。アドミッションポリシーにも似たような事が書かれていますので、普通に就職するにしても、そう言う意欲的な『ここの大学に行ってコレをしたい!』と言うのがない人は厳しいと思うので注意。

 

 

 

目標がなく、やる気がわかない

さて、勉強が嫌いな人たちの話に戻しましょう。動機不純は勉強が好きな人も同様に注意した方がいいです。早ければ三月中に第一志望を決めてしまいましょう。正直どこだっていいんです。ですが、注意したいのは①現状でA〜B判定が出ている ②一科目で受けられる大学 と言うのは避けたほうがいいです。①はウサギとカメになりやすいと言うのがある。②は科目が少ない=受験可能な大学が減る と言うことに繋がります。そうすると、もしその第一志望がダメだった時に浪人へ近づいてしまうのです。

いままでの模試がいい人も将来のために勉強しているとか、成績が伸びていくのが気持ちいいから、とか言う理由は高校二年生までです。いま決めて、赤本でも買って傾向と対策でも読みましょう(まだ解いてはいけない)。

 

 

勉強したのに成績が上がらないから嫌

私はコレでした。明らかに自分より勉強してない人が自分より点数が高い時ってありますよね。よく『そう言う人は隠れてやってるんだ』と言う人がいますが、それは努力を促す嘘です。前の記事でも述べたように、受験生は不平等な状態で戦い続けます。それは地頭で片付けてしまえば楽ですが、勉強の方法論や、先生の授業に原因がある事があります。わたしは浪人して河合塾に行きましたが、やはり学校の先生とは異なり、理屈がシッカリとしていて、重要なポイントを明確に提示してくれました。

予備校の説明会で駿台の先生が印象的な言葉を放ったのは『私たちは詐欺師です。ある意味、君たちをできた気にさせる天才だと思っています。故に君たちはそれをすぐ復習して”できる”ようにする必要があります』と言ってました。確かに講師陣の話は魔法のように頭に入ってきました。

 

当ブログでも方法論についてはいくつか書いて行こうと思いますが、授業に関しては如何ともし難いのがブログという媒体の限界です。そこで見つけたのがトライの映像授業。

 

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高校受験用の中学生編もあるのでyoutubeで確認してください。

 

 

ちらっと見た感じ、とてもわかりやすいと感じると思います。わたしは予備校にかようながらコレで復習と確認を行なっていました。やっている問題はどの科目も基礎事項ではありますが、3から7月は基礎を固める時間です。コレを使って苦手な分野や、不明瞭な時代を復習して見ましょう。一回数十分で、見やすく、場所を選ばないので、塾に行かなくとも、大手予備校の講師の授業を受けられます。

全て見るとだいぶ時間を取られますが、文理共通して言えるのは英語は多く見ておいて損はないと思います。木村先生は独特のテンションですが、大学受験で重要なリーディング力がかなりつくと思います。コレを見ながら学校の演習問題を解く生活をしていれば力がつくのを感じると思います。勉強が嫌いじゃなくても偏差値帯60以下の人にオススメの勉強法ですね。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?勉強が嫌いな人は不利なスタートに聞こえるかもしれませんが、ハマれば伸びしろは大きいと思います。勉強習慣や目標設定は早いに越したことはないので、日々気をつけていくようにしましょう。